ブログ

家族の温かさを感じ



おばあちゃんから最後の教え！

「家族で過ごす
最後の時間を大切に」をモットーに
ご家族に寄り添いながら全力で
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（ブログ№570日目）

幼い心が気付いた「さよなら」の意味〜

90歳で旅立った「大きいおばあちゃん」
出棺前までずっと
折り紙を折っていた曾孫さんが
突然泣き出した瞬間

「もう会えない」という気持ちが
湧いてきたのだろうか？

お骨拾いで
泣き出したお孫さんの言葉も
胸に響くものでした

「命の終わり」を
家族みんなで受け止めた
温かい時間だったことを書きました

先日
お手伝いさせていただいたのは
90歳で旅立たれた
大きいおばあちゃんのお葬式でした

喪主をつとめられた娘さん
個人のお孫さん
そして曾孫さんが集まり
三世代の家族が
温かく寄り添う時間でした

出棺前のお別れの時
曾孫さんの一人が突然
涙をぽろぽろとこぼしました

それまで
「大きいおばあちゃんのために」 と言って
折り紙を折ったり
祭壇の近くで楽しそうに遊んでいた子です

そばにいた故人様の娘さんが
静かにこう言われました

「さっきまで遊んでたのにね！
急に「もう会えないんだ」って
気付いたみたいで・・・」

子どもは「死」という言葉を知っていても
その意味が心に落ちるのは一瞬なのですね

曾孫さんの涙は
その瞬間を迎えた
幼い心の震えでした

そして火葬場でのお骨拾いのとき！
もう一人のお孫さんが
真っ白になったおばあちゃんのお骨を見て

「大きいおばあちゃんが白くなった…」と驚き
泣き出してしまいました

その姿を見て娘さんは
胸に手を当てながら言いました

「母はね
最後に子どもたちに
伝えてくれたんだと思うんです
命ってこういうことだよって
もう会えないっていうことの意味を」

姿は変わっても
大切な人を思う気持ちは消えません
幼い子どもたちも
おばあちゃんから 「死」
というものを通して
誰かを大切に思う心を学んでいました

おばあちゃんが生きてきた90年の時間は
亡くなった後もこうして
家族に温かいものを遺していく

その瞬間に立ち会わせていただき
ぼくも胸が熱くなりました

最後までお読みいただき
ありがとうございます

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