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2025.11.10
「弔うって何だろう？」心のケアの話
弔うってどういゆこと？
心の歩み？
「家族で過ごす
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（ブログ№572日目）
「弔う（とむらう）」という言葉は
普段の生活では
あまり使わないかもしれませんね
でも葬儀の現場に20年以上いて感じるのは
「弔う」という行為は
亡くなった人のためだけではなく
残された人の心を守る行為でもある
ということです
【弔う＝気持ちを形にすること】
人は悲しみの中にいると
心の中に「言えなかった想い」や
「後悔」や「願い」が
ぽつんと残ってしまいます
・もっと優しくすればよかった
・あの時のありがとうを伝えたかった
・苦しみから解放されたのなら安心したい
こういう気持ちは
一人で抱えていると
心の奥で固くなってしまうことがあります
弔うという行為は
その気持ちを「形」にする時間なんです
手を合わせる
お花を手向ける
お香を焚く
お骨をそっと拾う
そのひとつ一つが
心の中の想いを外へ出して
「自分の中の別れ」を
ゆっくり整えていく儀式なんです
【心のケアは、涙の量では決まらない】
若い世代の方の中には
「涙が出ない
悲しんでいないみたいで不安です」と
相談される方もいます
でも、悲しみの表れ方は人それぞれで
涙が出る人もいれば
無表情のまま静かに過ごす人もいる
笑ってしまう人だっている
どれも自然な反応ですよ
悲しみは「波」のようにやってきます！
葬儀の日より
1か月後、半年後
ふとした瞬間に
胸の奥が締めつけられることもあります
弔うことは
そうした波を受け止めるための
心の準備運動のようなものです
【大切なのは、心が追いつく時間をつくること】
弔う行為には
「亡くなった人のために」だけでなく
「生きている自分の心が追いつくために」
という意味があります
お花を飾る
仏壇に好きだった供物を置く
一言だけでも話しかける
それは儀式というより
心の奥の小さな痛みを優しく包むような
「ケアの行為」です
そして
いつかその痛みが少し和らいだとき
故人との関係は「悲しみ」ではなく
「静かなつながり」へと変わっていきます
まとめ
・弔うとは「気持ちを形にすること」
・悲しみの表れ方に「正解」はない
・弔う行為は、心のケアにつながる
・時間をかけて、心が追いついていく
弔うことは
亡くなった人との別れではなく
「心の歩み」をつくる
大切なプロセスなんです
最後までお読みいただき
ありがとうございます
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